メディア情報 ~当院の掲載記事のご紹介~

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当院の掲載記事のご紹介

当院の治療の様子や院長のインタービュー、当院で治療された患者様のお声などを掲載したメディア掲載記事を抜粋してご紹介いたします。

おこのみっくすマガジン36号

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(13)

おこのみっくすマガジンでお馴染み・沼袋のこしだ歯科医院が入るKビルの3階に、「越田会計事務所」がある。所長を務めるのは越田院長先生の父上である清さん、なんと御年87歳! 記憶力の良さ、話の軽妙さ、血色の良い肌はツヤツヤ…どこをどう見ても米寿を迎える方とは思えない。12月、特に会計事務所では年末調整の忙しい時期ながら取材に応じていただき、その元気の秘密・心持ちを支えるものなどについてお話を伺った。

「なにくそ負けるか、と、ひた走ってきた人生」

【記事詳細】


▲越田清さん。住まいの練馬から中野にある事務所まで電車で通勤している。新たに始めた趣味は囲碁で、昨年、初段に合格した。碁会所に顔を出し、2段合格に向けて腕を磨いている

●戦火を生き抜いた少年時代
87歳にして、今なお現役の税理士。ピンストライプの背広を粋に着こなす越田清さんは、激動の昭和を生き抜いてきた。
1927年(昭和2年)、雪深い石川県羽咋(はくい)郡志賀町に生まれた。子ども時分の記憶で真っ先に思い出すのは、小学4年生の夏、1937年(S12)に勃発した日中戦争に他ならない。出征兵士を見▲越田清さん。住まいの練馬から中野にある事務所まで電車で通勤している。新たに始めた趣味は囲碁で、昨年、初段に合格した。碁会所に顔を出し、2段合格に向けて腕を磨いている送り、その明くる年には、遺骨となり無言の帰還を果たした兵士たちのために、軍歌『「沈黙の凱旋」に寄す』を、白木の棺を見つめながら楽団の伴奏に合わせて歌った。物悲しいメロディーは、今も耳から離れない。勉強したくてもできない、そんな時代背景の中、志願兵として琵琶湖そばの滋賀海軍航空隊に入隊したのは、もうすぐ17歳を迎える1944年(S19)。1年間しごかれ、いざ出陣という寸前に入った『ハハ キトク』。この一本の電報が生死を分けた。赴任するはずだった広島に原爆が投下されたのは、大好きな故郷に一時的に戻った矢先のことだった。


▲こしだ歯科の3階にある越田会計事務所。師走の慌ただしい業務中の一枚

●ひょんなことから税理士の道へ
戦争が終わり、しばらく家業の農業を手伝っていたが、家を空けていた長兄が戻ることから就職口を求めていた。一にも二にも、希望は“つぶれない会社”。新聞記者をしていた従兄弟に教えられ、地元の七尾税務署の採用試験を受けたところ見事合格、図らずも税理士への道を歩むことに。その後異動した輪島税務署で東京転勤の希望が通り、浅草税務署配属となって1948年(S23)に上京した。以後、本郷・江東・板橋・大森・渋谷…と都内の税務署を渡り歩きながら税理士資格取得の勉強を続け、40歳で念願の税理士バッジを胸に掲げる。
翌年、1968年(S43)に独立。当時住んでいた中野の新井に「越田清税理士事務所」の看板を構えた。アシスタントは奥さんが務め、高度成長期の流れとともに依頼主は増え続け、半年後には従業員を雇い入れなければならないほど多忙を極めた。お客さんには丁寧に、税法以外の相談事にも親身になって応えた。「息子二人のためにも頑張らにゃいかん、というのがあるわね。男の子というのは、親父の背中を見て、自分も働こうとか勉強しようと思うもの」と当時を懐かしむ。長男の勝則さんは父と同じ道を歩み、現在は東京税理士会・中野支部長を務める。そして次男の敏弘さんは歯科医に。三者三様、同じビルを拠点に日々奔走している。


▲越田院長先生も大忙し。
診療の合間のお昼時間にちょっとお邪魔して親子のツーショット

●玄米と咀嚼が健康のモト
海軍航空隊時代に教えられ今も守る教訓が二つある。一つは、「咀嚼は健康のモト」。訓練中の食事のたびに班長から唱和させられ始めたことながら、習慣づいて今も食事のたびにひと口30回噛んでいる。お蔭で入れ歯は一本もなく、歯科医の次男には驚かれている。さらに一人暮らしをする越田さんは玄米を自分で炊き、弁当も持参する。「孫娘に玄米用の炊飯器をプレゼントされて、毎日うまい玄米を食べてるよ」と目を細めた。酒粕を入れた野菜たっぷりの味噌汁も得意。お風呂では化繊でゴシゴシと肌をしごいて皮膚を強め、ここ5年くらい風邪をひいたことはないそうだ。ただし、肝臓をいたわろうと毎日の晩酌を週3回に減らしたとか(日本酒党)。
もう一つの教訓は、教官から色紙に込められた「なにくそ、負けるか」の心持ち。戦前・戦中・戦後、どこを切り取っても、戦争を知らない私たちには想像を絶する苦労があっただろうが、「なにくそ、負けるか」魂で局面を乗り越えてきたと言う。苦楽を共にしてきた奥さんは認知症を患い施設にいる。「女房が病に倒れても、僕は仕事を頑張らにゃいかん、なにくそ負けるか」と歯を食いしばってきた。そして、「女房より後に死ななきゃいけないのは、僕の運命だもんねえ」と、破顔一笑した。


おこのみっくすマガジン35号

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(12)

最近、こしだ歯科医院では、「顎(あご)が痛い」「口が開かない」と悩みを抱える若い患者さんが増えているそうです。そのような症状は、「顎関節症(がくかんせつしょう)」の疑いがあるといわれ、頭痛や食欲不振など全身に影響を与えることもあります。今回は、患者さんのひとり近藤友貴さん(20歳)にご登場いただき、越田先生から治療方法について説明いただきました。

あごと一生付き合う

【記事詳細】


▲睡眠中、ほとんどの人が歯ぎしりをするという事実。歯への負荷は、夜起こる!!


▲模型で噛み合わせの状態を知る

●突然の痛みで来院
今年3月、近藤さんの顎は急激に痛み出した。噛むと痛い!!つばも飲み込めず、1週間食事もできなかった。新潟出身の近藤さんは、一人暮らしの大学生で引っ越ししたばかり。自宅周辺の歯医者をネットで検索して、すがるように来院したのがこしだ歯科だった。


▲近藤さんの顎の高さは、樹脂で調整

奥歯4カ所に樹脂の詰め物をして高さを調節、噛んでみたら1回で痛みがおさまったという。「典型的な顎関節症だった」と越田先生は、近藤さんの顎を正常な位置で維持できるように治療し、3回目の通院でほぼ痛みのない状態まで快復。詰め物が取れたらまた補うを繰り返して、半年が経過した。


▲「あごの痛みが顎関節症だと知って、驚いた!!」と近藤さん。若い女性から男性にも多い症状だ

●顎はずれるもの!?

小さい頃から食後の歯磨き習慣が身に付いている近藤さんは、虫歯が1本もない。そんな優等生が、なぜ顎関節症に!? 「最近の若い人たちは顎が細いので、歯が重なって生えたり、うまくかみ合わせできない人が増えています」と越田先生。近藤さんの場合、少しずつ歯がずれていき、筋肉の負荷がかさんで突然顎が痛み出したという。現在の近藤さんの治療は、顎の高さを維持するように樹脂の詰め物をしているが、いずれ金属や模造ダイヤで被せ物を作ることを視野に入れる必要も。顎がずれないように、歯の高さを矯正していかないと痛みが再発する。近藤さんのケース以外にも、さまざまな症状が起こる顎関節症。みなさん、他人事ではありません。


おこのみっくすマガジン34号(2014年7・8月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(11)

リニューアルオープンして、早3 カ月。すっかり1 階が定着したこしだ歯科医院には、小さいお子さんも治療にやって来ます。今回は、「リニューアルの思わぬ効果」を実感している越田先生のお話をもとに、ご近所に住む花梨(かりん)ちゃんの治療の様子をレポートします。4歳児に、何が起こった!?

ちびっ子だって、大満足!!

【記事詳細】

●あっという間の治療!!
「本日、来院2回目の花梨ちゃん。受付で名前を呼ばれると、慣れた様子で診察室2へ直行です。よじ登るようにイスに座って、越田先生を待つのもどことなく楽しそうな様子。DVDが設置されている診察室2では、花梨ちゃんの大好きなアニメが見られるのです。「はい、花梨ちゃん。お口開けて」先生はいつもよりもにこやかです。花梨ちゃんは言われた通りに口を開けますが、アニメに夢中!! きょうは奥歯に開いている小さな穴を削って埋める治療ですが、歯を削るキーンという音もまったく気にならない!? 痛いのも気にならない!?「はい、お口をすすいで」と先生に促されて、あっという間に治療は終了しました。

●リニューアル効果!?
歯医者さんって、私自身が怖くて痛い思い出しかなかったので…」とお母さんは、花梨ちゃんを連れての初来院は、とても心配していたそうです。しかし、こしだ歯科医院でおとなしく治療を受けている様子に、驚きとともにようやく安心!! 人形に囲まれて、好きなアニメのDVDが見られて、治療後はおもちゃがもらえるこしだ歯科は、子どもにとって夢のような場所なのかもしれません。今回のリニューアルは、ほとんど奥様にお任せだったけれど、ちびっ子への意外な効果に「うれしい誤算です」と越田先生は終始にこやか。子どもからお年寄りまで、さまざまな年齢層の患者さんが通うこしだ歯科の治療レポートは、次号は顎関節症の予定です。みなさん、お楽しみに~ !!


おこのみっくすマガジン33号(2014年5・6月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(10)

引き続き、こしだ歯科が力を入れている「骨太治療」の入れ歯についてご紹介します。前号は“落ちる入れ歯”について。今号は、“痛い入れ歯”について(一口に入れ歯といっても症状はいろいろあるのです!!)、江古田在住・小山博子さん(90歳)の様子をレポートします。

痛い入れ歯に、さようなら!!

【記事詳細】

●歳だから…とあきらめていた
体を動かすことが好きな小山さん。いぜん通っていた体操クラブで、入れ歯の具合がよくないことを話したところ、メンバーのひとりが紹介してくれたのがこしだ歯科だった。ウォーキングも兼ねて、自宅から15分ほどのこしだ歯科に通い始めた。歯が痛くなるとすぐに先生に相談、治療は的確だった。以来、「ずっと先生一筋だったんですよ」とほほえむ小山さん。ところがここ最近、治療してもらっても、調子はいい時が半ば短くなってきた。何度も先生に相談するのは悪い。歳だから、行っても仕方ない…とあきらめていたという。

●ごはんは、飲みこんでいた
「あごの中で入れ歯が踊っているみたいで、ごはんはほとんど飲みこんでいた…」と申し訳なさそうに話す小山さんを見ながら、「そんな時こそ、遠慮しないでうちに来てください!!」と力強く答える越田先生。入れ歯が合わなくなると、市販の安定剤で固定することはままある。口の中のおさまりはよくなるが、独特のにおいで食欲がなくなったり、刺激が強すぎて炎症ができたり…悩みを抱える人は意外に多いという。先生曰く、「高齢になると、歯を支えるあごの骨がやせてくるのはある意味当然。入れ歯に当たるピンク色の粘膜の面は、合わなくなると痛みが出てくるので、都度口に合わせて削ったり調整するのが一番ですよ」と。入れ歯が合わないと思ったら、気兼ねなく歯医者に相談してほしいのだ。

▲ピンク部分(左)は、当たりすぎで痛い。削って調整していく

●痛くない入れ歯はうれしい
「ちょっと見せてください」小山さんの入れ歯を手に取った先生は、あごに当たるピンク色の部分に白いペーストを塗り、口に戻した。数秒後、取り出してみると盛り上がった土手の一部にペーストが残っていた。「入れ歯があごの骨に合わなくて、キズになっていますね。少し削りましょう。」と小山さんと確認しながら作業を進めていく。調整した入れ歯を試し噛みしてもらうと「まったく痛くありません!!」と笑顔の小山さんは、足取り軽く帰っていった、痛くない入れ歯が、こんなに人を明るくすることを実感しました。「お金をいただいたら、それだけの結果を出します」と越田先生の言葉には偽りはない。次号では、インプラントの治療をご紹介します。

こしだ歯科医院の「入れ歯」の詳細はこちら

【リニューアルオープン記念】こしだ歯科徹底探究レポート

▲身長150cmのおおきな兵隊の人形がお出迎え!!外に面したおもちゃたちは、定期的に入れ替えますよ

「無事にリニューアルオープンしました! ぜひ取材に来てください」とこしだ歯科医院の奥様・七重さんから電話をいただいたのが4月21日。ついに1階へ!! スペースも広くなり、長年の夢だった人形・おもちゃ専用の棚も設置されたという。「本当に歯医者さんなの!?」「テーマパークみたい!!」さまざまな憶測、思惑が飛び交う中、カメラマンとともに徹底取材してきました。七重さんを案内役に、リニューアルオープンしたこしだ歯科のすべてを一挙公開します!! はじまり、はじまり~


▲洗面所とトイレは、ジャングルをイメージ。ドアを開けると、滝の絵に鳥が鳴く~♪

▲なぜジャングル!?オオハシやランなど色鮮やかな動植物の壁画に圧倒される

▲ハワイがテーマの診察室1。ウッドベースの壁に人形やレイを飾り付け中!!

▲アメリカのキャラクターがテーマの診察室2。DVD観賞も

▲ニューヨークをイメージした診察室3は、摩天楼の絵で落ち着いた雰囲気★
当日の診察室は、どこになるかお楽しみに~!!
※診察室4は、完全個室で準備中

▲海の中にいるみたい~!! 潜水艦をイメージしたレントゲン室は、低減された放射線量のデジタル方式

▲通路には、アメリカのハリウットスターなど5つのショーケースが並ぶ。目玉は、ファッションセンス抜群のバービー人形!!実は、七重さんは日本バービーファンクラブの会長なのです

▲白い壁に木目調の棚で落ち着いた雰囲気の受付。かわいらしい人形に目が奪われる~!! 殺菌スリッパでいつでもクリーン!!

▲気持ちの新たにリニューアルオープン!!
お待ちしております

●最後に…
構想15年、「思った通りに完成しました!!」と、七重さんの喜びはひとしお。一方、「ぼくの 意見は、ほとんどなしです」と万事控えめで、治療にいそしむ越田先生。かつて2階の診察室 の脇に並んでいたおもちゃたちは、それぞれの場所に収まってノビノビしている様子。1階に移ったことで、足の不自由な方や車いすでも通院が可能になり、診療時間の変更など、すべては患者さんが気持ちよく治療を受けて元気になってほしい! ! という思いから。沼袋に医院を構えて25年目。これからも、地域密着歯科医療をつづけます。


おこのみっくすマガジン32号(2014年3・4月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(9)

こしだ歯科医院で行う「骨太の治療」のひとつ、今回は入れ歯についてご紹介します。上高田在住の白石一治さん(90歳)の治療の様子をレポートします。

落ちない入れ歯に、ありがとう!!

【記事詳細】

●落ちる!痛い!! は当たり前?
1年ほど前に、入れ歯を新しくした白石さん。せっかくだからいいものを作りたいと、予想以上の高額に。それなのに…ものを食べると、シーソーみたいにぐらぐらする。
なぜ?「まるで、入れ歯に口を合わせるみたいだった」と当時を振り返る。
この入れ歯は安定剤を塗らないと使えず、歯ぐきに炎症が起って食事ができない日が続いた。
「別の歯科医に相談したい!!」昨年末にインターネットでたどり着いたのが、こしだ歯科だった。


●トラブルなしで毎日快適に!!
通常、入れ歯が出来上がるまで、型をとって噛み合わせを確認、歯を並べて仕上げるのにおよそ3週間かかる。基本的には歯科技工士に依頼するが、急ぎや細かい仕事は越田院長が行うこともある。歯ぐきに直接当たるピンクの部分は、患者さんの口内の凹凸に合わせるように少しずつ削って微調整。その姿は職人のようだ。
白石さんが待ちに待った入れ歯は、「吸いつくように、ピッタリおさまった!!」と顔がほころぶほど。以後、トラブルもなく快適に過ごしている。高価だから、いい入れ歯というわけではない。どれだけ、その人に合うものを作れるかが重要なのだ。それは技術であり、患者さんへの思いでもある。

▲上下の噛み合わせを確認するため、唆合器(こうごうき)も使う ▲ニッケルなど金属を使ったけれど合わなかった入れ歯(右) と健康保険内でも合う入れ歯
▲入れ歯の当たり具合を確認するなど手作業が多い。手先の器用な人でないと、歯科医になれない!?

●定期的なメンテナンスが必要
一度作った入れ歯でも、毎日使えば摩耗する部分も出て痛んでくる。
ある意味、それは仕方のないこと。入れ歯が合うように調整すれば、痛みは減る。
「面倒でしょうけれど、定期的に通ってほしい」と越田院長。そうやって、入れ歯と付き合っていくことも知ってほしい。「これからも、先生を頼りにしたい」と白石さんは話す。
もうひとり、入れ歯で悩んでいた患者さんを次号でご紹介。つづく…。


リニューアルの1階には、幼い頃から奥様の趣味のおもちゃを飾るスペースも! 写真は露天風呂のドールハウス。みなさんお楽しみに~

こしだ歯科医院の「入れ歯」の詳細はこちら


おこのみっくすマガジン31号(2014年1・2月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(8)

「骨太の治療」をめざすこしだ歯科医院。これは、何年経っても痛みや炎症が起きないように配慮した治療のことをいいます。今回は、2013年11月に初来院した女性眞辺美希さん(29歳)のお話を伺うことに。眞辺さんの当時の様子や治療の経過を軸に、院長が行っている「骨太の治療」をご紹介します。

眞辺さん:この先生なら、任せていいと思った!
院長:痛みや炎症が起きない骨太の治療です!

【記事詳細】

●眠れないほどの痛みで初来院
サンドブラストなどの作家・眞辺さんがこしだ歯科に初めて来院したのは、2013年11月半ばでした。
「夜、急に左の歯が痛くなって。氷で冷やしても、市販の痛み止めも効かなくて、2日間寝られなかったんです。あまりの痛さに、こしだ歯科に駆け込みました。」
かつて住んでいた自宅そばの歯科医院で治療してもらった被せ物。わずか1ヵ月後に、ポロリと取れた。仕事も忙しく、ふだんの生活には支障がなかったので、そのまま放っておいたという。歯が痛み出した時、「最初は、虫歯かな?って、思ったんです。でも、前の歯医者さんには足が向かなくて…」眞辺さんは、こしだ歯科医院を携帯で探し出した。

●任せても大丈夫!と確信した
眞辺さんの歯の痛みは、麻酔も効かないほど、神経の根の周りは異常に腫れていた。
「奥に膿みがたまっていました。これは、もう一度きちんと神経を取らないと!!」と越田院長が姿勢を正すほど、眞辺さんの症状はひどかったという。
「丁寧にきちんと神経を取りきれば、痛みはなくなります」と先生の説明に納得して、根管治療がはじまった。2回目の治療で痛みは引き、「この先生なら、任せても大丈夫!!」と眞辺さんは確信。年明けには、治療は終了する。

●大切な歯を残すためにできること
ひと昔前の根管治療は、「神経を取りきるよりも、消毒さえしっかりすれば大丈夫」という説が一般的だったそうだ。一方、先生は、神経を取りきれれば、健康な歯と同じ機能を取り戻せる治療を行っている。そのためには、経験や技術の精度を上げ、複雑な神経網をイメージできる想像力も不可欠だ。「歯を抜くしかない」と歯科医に言われれば、患者さんはそれを受け入れるしかない。そんな現状を見聞きするたびに、「自分の治療を多くの人に知ってもらい、できる限りみなさんの大切な歯が残るようにしてほしい」と先生は切に願う。たとえ今、症状が出ていなくても、丹念に神経を取りのぞくこと。そして、何年経っても痛みや炎症が起きないようにするのが「骨太の治療」。越田院長の挑戦はこれからも続く。
☆ 長期間放置すると極端に治りが進まなかったり、症状によっては治療しきれない歯もあります。

こしだ歯科医院の根管治療詳細はこちら


おこのみっくすマガジン30号(2013年11・12月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(7)

こしだ歯科医院には、さまざまな症状や悩みを抱えた患者さんが来院します。今回は、2年前に初来院し、奥歯のクラウン(被せ物)が外れて通院中の男性松澤高広さん(43歳)が登場! 根管治療の重要性を伝えるべく治療の様子を越田院長が解説いただきました。

院長:痛みのもと、神経を取りのぞく!
松澤さん:ふつうに噛めることに感謝です!

【記事詳細】

15年前の治療をベストに
プログラマーとして多忙な毎日を送る、新井在住の松澤さん。
15年前、会社近くの歯科医院に通っていた。ひどくなった奥の虫歯は抜かれ、全体の歯が崩れないようにブリッジ(義歯)の治療が施された。
その後、不具合はなかったが、2年ほど前から奥歯が痛みだし、「今度は、自宅近くのこしだ歯科」に初来院。
これまでの経緯を聞いた越田院長は、「ブリッジの治療で痛みが出るのは、取りきれなかった神経の炎症が急性化したのでしょう」と診断。神経を取り除く「根管治療」を行い、以来松澤さんの奥歯に痛みは起こらなかった。

1年ぶりの来院で
あれから1年。奥歯のクラウンが外れた時、松澤さんはかつて治療した歯医者に行くべきか…迷うことなく越田院長にお願いした。
通常の治療であれば、新しいクラウンに交換すれば済むが、先生が提案したのは「根の先の炎症をなくすこと。ガツンと噛める適切な歯の高さの調整」の2つだった。
それまで噛み合わせなど気にしなかった松澤さんだが、4ヵ月通院して「噛み合わせのよしあしは、体全体に影響を及ぼす」「痛くなく、よく噛める」など越田院長からの話しから、噛むことの大切さを実感したという。
「ふつうに噛めることに感謝です」と松澤さんの朝晩の歯みがきはごく自然に続いている。

●本当の歯医者とは…
「ぼくがめざすのは“骨太の治療”。何年経っても、痛みや炎症が起きないことを常に配慮して治療をしています」と越田院長はいう。29年の経験と実績に基づく自信。
大人の歯は、通常28本だが、高齢になると歯が抜けてしまう人も多い。「すべて揃ってこそ、歯は正常に機能する」という越田院長の持論は、根管治療で神経をすべて取りのぞいた上で、正しい位置で歯が受け止められるというのが根本にある。「患者さんの歯をベストにするのが、歯科医の仕事」と胸を張って言える歯科医は、世の中にどれくらいいるのだろう。松澤さんの治療はあと1回で終了し、その後はメンテナンス。“骨太の治療"については、次号でご紹介します!!


初来院時のレントゲン(左)。歯の黒い部分(=神経が取りきれない)が多かったが、根管治療後は、根元もスッキリ。高さも調整!!

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おこのみっくすマガジン29号(2013年9・10月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(6)

こしだ歯科医院で最も力を入れている「根管治療」について、患者さんの成功例とともにご紹介します。沼袋在住の森下さん(76歳)。虫歯になった親知らず、その神経を取り除くという「根管治療」が終わって数週間。森下さんの経過とともに、越田院長が解説!

院長:ぽくを「歯の職人」と思ってください!
森下さん:腕のいい先生に出会えました!

【記事詳細】

本気で治りたい! 本気で治したい!
「ズキズキとした痛みは?」「腫れはありましたか?」「噛んだ時の違和感は?」と矢継ぎ早に質問する越田院長に対して、「全くありません。前よりもよく噛めます!」とにっこり答える森下さん。
歯の神経を取り除く「根管治療」は、経験豊富な歯科医でも難易度の高い治療だといわれる。神経を“完全に”取り除くことは非常に難しく、取り切れなかった神経が原因で、腫れや痛みなどの炎症が起こり、歯を抜かなければならないこともある。そんな取り切れない神経ではあるが、患者さんの様子を都度確認しながら、越田院長は丁寧に取り除いていく。
それは、患者・歯科医双方にとって根気のいる治療だ。「できれば通院回数は減らしたいし、再治療もさせたくない」と先生は思っている。だから、根管治療は、「本気で治りたい!」患者と「本気で治したい!」歯科医の信頼があってこそ成り立つ治療なのだ。

▲探りながら神経を削るヤスリの先端は、指で触れると簡単に曲がるほどやわらかく、細心の注意が必要だ。刃の形、太さ、長さなど状況に応じてさまざまな種類が用意されている

●根管治療に懸ける、その理由は…
なぜ、越田院長はそれほどまでに「根管治療」にこだわるのか。
開業した当初、虫歯なら削って埋めて、親知らずは抜くという治療だった。歯科医としての経験も浅く、患者さんがどんなふうに噛めているのか? と認識するには至らなかった。そんな中、患者さんの健康な歯が減っていき、口の中が壊れていく様子を目の当たりにして、「もっと自分の技術を高めて、患者さんの歯を残さなければ…」と心に誓った。以来20数年、現在こしだ歯科では、神経を取り除く「根管治療」が全体の半分以上を占める。
今まで通っていた歯科医で「抜くしかない」と診断された患者さんが、「なんとか歯を残したい」と越田院長のもとを訪れる。
「治る希望がある人には全力で応えたい。歯科医の使命だと思っている」と先生の言葉は力強い。

●さまざまな事例をご紹介
「できるだけ歯は抜きたくないんです」。通院していた歯科医から「歯を抜かれる」と不安があった森下さんは、初めての診察で越田院長に思いを伝えた。親知らずの虫歯を治療する時、抜いた方がいいこともある。しかし、森下さんの場合はまっすぐ生えている歯で、噛み合わせもしっかりしていた。しかも、大きく口を開けられたので、治療もしやすかった。森下さんの治療は、1ヵ月半でスムーズに終了し、今も症状は出ていない。


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おこのみっくすマガジン27号(2013年5・6月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(5)

「ご紹介したい患者さんがいます」と越田先生の弾んだ声に、おこのみつくす編集部が駆け付けた。沼袋に住んで間もない森下さん(76歳)は、マガジンを読んでこしだ歯科に決めたという。さっそく診察のかたわら、食事や生活で気をつけていることを伺った。今回は、越田院長からみなさんにお知らせしたい治療のお話も。今後の参考にぜひご覧ください。

いつまでも、自分の歯で食べられるように!!

【記事詳細】

●76歳、すべて自分の歯です
4月から、こしだ歯科に通いはじめた森下さん。「生まれて初めて、自分の歯をほめられました」とはずかしそうに笑う。その口元には、きれいな歯が並ぶ。
現在76歳。いままで1本も歯を抜いたことがなく、すべて自分の歯だという森下さんの子どもの時代は、戦争真っただ中。甘いものが欲しくなると、畑のさとうきびを噛んでほのかな甘さを味わった。「虫歯になりやすい時期に、お菓子みたいな甘いものを食べず、固いものをよく噛んでいたから、きっと歯の状態が全体的にいいんでしょうね」と越田院長は分析する。そんな森下さんの生活の一部を教えてもらうことに。

●理想的な食事&生活!
野菜好きで、肉・魚も何でも食べる森下さんだが、「ハンバーグなど柔らかい料理が続くと、スルメやコンブなど固い物が欲しくなる。」長年の経験や習慣から、噛みしめる食べ物を歯や体が欲する体質になっているようだ。毎食後の歯みがきを欠かさないよう、気をつける。歯ブラシは市販のものを使い、「当たりにくい奥歯用は、子ども用で磨く」という工夫。
歯ぐきを傷めないように、デンタルフロス(歯の間の歯垢を取る糸)の併用。さらに、1万歩目標のウォーキングやスクワットを行って足腰を鍛えるなど、理想的な生活を送る森下さん。みなさんも、ぜひ参考にしてください。

▲親知らずの虫歯の治療をきっかけにこしだ歯科へ。噛み合わせのよい、バランスのとれた森下さんの歯!!

●噛む力を維持するために
「患者さんの歯をどうやって残して、噛む機能を維持できるか」を第一に、こしだ歯科では治療を行う。一般的に、ひどい虫歯や親知らずは抜かれることが多いが、「神経を取り除く“根管治療”がきちんと行われれば、腫れや痛みが完治することも多くあります。」
高度な技術と豊富な経験を必要とする根管治療は越田院長の得意分野。患者さんの多様な症状に応じた治療に努力は惜しまない。10年後、20年後も自分の歯で楽しく食事をするために、専門治療は必要です!!


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おこのみっくすマガジン26号(2013年3・4月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(4)

こしだ歯科医院では、患者さんの要望に応じて、随時往診を行っています。 週に1~2回、医院前の通所介護施設「ふくろうサロン」も往診場所のひとつ。サロン利用者さんの診察模様が掲載されました。

【記事詳細】

●ふくろうさんとこしだ歯科 
「ふくろうサロン」は、2009年沼袋にオープン以来、周辺に住む高齢者が利用する通所介護施設。お茶を飲みながら、懐メロを聞いたり、折り紙を折るなど、みんなで自由な時間を楽しむ場所になっています。
足腰が弱くなり歯医者に通院できない利用者さんに応えて、越田院長が往診をはじめて早4年。そのひとり女性古市利律子さん(89歳)は、今まで使っていた入れ歯が合わず、1年前に越田院長に相談。以来、サロンを利用するたびに、入れ歯の具合を見てもらっているそうです。

●痛くない入れ歯って…あるの!?
昼下がり、サロンにやってきた越田院長。「古市さん、こんにちは~。お加減どうですか?」少し耳が遠い古市さんに大きな声で話しかけると、「まぁまぁ…かしらね」とゆっくり答える古市さん。越田院長は、入れ歯の当たり具合を見ながら機械で削って調整する。入れ歯が合わないと、歯ぐきに当たって痛い。食事もおいしくない。口さえ開けたくなくなる…。「イタイ!イタイ!」という古市さんの声にはじまり、越田院長は耳を傾け、新しい入れ歯を作っていく。口が開かなくなっていた古市さんの筋肉をほぐして、型を取り、噛み合わせを何度も確認。歯を並び換えて歯科技工士と相談して、仕上げる。その手間と時間は、通常の倍以上。噛める入れ歯がない場合、どうしても手間がかかってしまう。

▲ふくろうサロンの代表・落合さん(写真左) こしだ歯科の患者でもあり、10数年来の付き合い

●真っすぐ噛めば、ずれません!!
口を開けると落ちる入れ歯もあるそうだが、自分に合う入れ歯を作ってもらい、調整しながら慣らしていけば、好きなものを食べられるようにも。口を広げて笑うことも!!「真っすぐ噛めれば、入れ歯は意外とはずれません」と越田院長。笑顔の古市さんを見ながら、たかが入れ歯ではないと実感した1日。
“往診”もこしだ歯科へお気軽にお声かけください。


【ふくろうサロン】

▲中野区沼袋4-27-16サンシティ1F
TEL03-6904-2936 月曜~土曜
▲4月からサロン2階は宿泊も!
70~90代の元気な高齢者が利用

こしだ歯科医院の往診・訪問歯科 詳細はこちら


おこのみっくすマガジン25号(2013年1・2月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(3)

年明け早々、おこのみつくす編集部に一本の電話が入ってきました。
声の主は、昨年11月スタジオ・ナカノバで行われたこしだ歯科ワークショップ「教えて!歯医者さん・歯のよろず相談」に参加した大庭ゆりえさん。「ずっと気になっていたことがあって、こしだ歯科に相談したい」と大庭さんのお悩みに応えて、沼袋のこしだ歯科へ編集部も同行させてもらうことに。今回は、その模様をお知らせします!

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●あごが外れる!?

▲熱く語る越田院長
「私、よくあごが外れるんです」という大庭さんを前に、「どれどれ?ちょっと噛むマネをしてみて」と越田院長。大庭さんは、小学生の頃からあごに違和感があったが、痛みはなく、あごの開閉時に音もないので、10年以上放置していたという。だが、昨年のこしだ歯科ワークショップをきっかけに、歯について考えて先生に相談することに。
口がうまく開かなかったり、歯やあごが痛い、音がするという顎関節症の症状は、20~30代の若い女性に多く見られる。「大庭さんは顎関節症の一種です」と越田先生。

●歯並びと噛み合わせの密接な関係
「大庭さんは、食事をおいしく食べられるの?」「私、納豆ごはんが食べられないんです」「えー!?」どうやら大庭さんの歯並びは、納豆やオクラなどねばねばしたもの、固さの違うものを同時には噛みにくいようだ。「それほど歯並びが悪いとは思えませんが…」と編集部が質問すると、「歯は上下の当たる面積が小さかったり噛み合わせが不安定だと、うまく噛む運動ができないのです」と越田院長はきっぱり。「最近、テレビを見ているとあごの線がスッキリした小顔が多いけれど、噛み合わせに問題のある人が増えていますね」と越田先生の表情が一瞬曇った。やはり、子どもの頃から固くて噛みにくいものをしっかり噛むことは歯並びにとっても大切なのだ。
※虫歯ではないのに歯が痛むという原因不明の症状を抱える患者さんは多い。「実は、噛み合わせを正しく機能させれば、痛みがなくなるケースが多い」と越田先生。きれいな歯を削ったり、神経を取らない治療をこしだ歯科医院では行っています。

●満足度は人によって異なる!
越田院長によって、大庭さんのあごは「ずれている」と診断された。治療方法として、歯の矯正も考えられるが、「今回は歯の当たる部分を樹脂で増やして、まずはしっかり噛めるようにする。それで様子を見てみませんか?」という提案に大庭さんもうなずく。使用するのは、虫歯を埋める樹脂なので体への影響も心配ない。治療期間は、「痛みが取れればいい」「ごはんをおいしく食べたい」など人によって満足度が異なるので、1回で済む人から数週間かかる人まで、それぞれの希望によるという。

●最後に…!
「まずは1度はきちんと治療をして、日頃のメンテナンスでかなり改善されます。将来を考えて、治療を受けてください」と越田先生のアドバイスに一同ほっと一安心。「きょうは思い切って越田先生に相談してよかったです。早めに治療に伺います」と大庭さんは笑顔で診察室を後にした。

こしだ歯科医院の「最適な咬み合わせ治療」詳細はこちら


おこのみっくすマガジン24号(2013年11・12月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(2)

11月11日、中野区沼袋のこしだ歯科医院院長の越田敏弘さんが講師となり、「教えて! 歯医者さん・歯のよろず相談Jがスタジオ・ナカノパで行われた。これは、歯科医としてお年の経験と実績を持つ越田先生が、ふだん患者さんへなかなか伝えきれない歯についての知識や理解を深めてもらいたいと長年温めてきた企画。おこのみつくすとのコラボで、この日ついに実現!!

【記事詳細】

●歯が痛い≠虫歯!?
成人を過ぎると、虫歯になる確率はかなり減るという。しかし、歯が痛い=虫歯と思う人はとても多く、「症状を訴える患者の約1割は、うまく歯が噛み合っていない」という越田院長の話に会場がざわついた。「噛み合わせが問題なの!?」「初めて聞いたわ」と、参加者の心の声が聞こえてくるようでした。

●80歳で20本OK?
そして、最近よく耳にする「8020運動」へ。80歳でも20本以上の自分の歯を保てば、おいしく食事ができると日本歯科医師会を中心に謳っているが、失うのはたいてい負担の大きい奥歯だ。歯ぎしり、くいしばりの時に奥歯にかかる力は、自分の体重を超えることも。1本でも失えば、噛み砕く力は大幅に低下し、消化や吸収も悪くなる。さらに、歯の総崩れから義歯になるという悲しい現実が待っている。「1本くらい…なんて思わず、1本も無くさないこと」と越田院長の言葉を聞いて、「今日から、歯みがきしっかりやろう!」と心に誓う参加者たち。

●1日1回しっかり磨く!
そこで歯みがきの話へ。「朝昼晩いつでもいいので、1日1回しっかりと磨く時間を持ってほしい」と先生から。磨けたかの確認は、歯を舌で触ってツルツルしていればOK ! 
テレビを見ながら、入浴しながらの「ながら磨き」で約15分できれば理想だとか。
「それくらいなら、できるかも…」と参加者の安堵のため息。

●最後に…
「自分の意思で歯を残す!と強い思いを持って、いい状態を保ってください。治療方針についても、歯医者に問いかけてください」。越田院長の最後の言葉は、いつまでも心に響いた。知らなかったでは済まされない。こしだ歯科医院の新しい試みは、参加者に向けて歯について考えるきっかけになったはずだ。


▲先生の話の後は、歯みがき教室!歯みがき粉はあまりつけずに。1ヶ所1~2分「チクチクチク」小刻みに歯ブラシを動かして!

▲歯みがきの後は、おせんべいで噛み合わせを体験。「左右の奥歯でしっかり噛める人は、噛み合わせもだいじょうぶ!」

▲終了後は、お茶を飲みながら交流会。

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おこのみっくすマガジン24号(2012年9・10月号掲載)

中野区タウン誌「おこのみっくす」掲載
こしだ歯科シリーズ(1)

こしだ歯科医院の場合●ある歯科医師の決意


越田敏弘(52歳)は、歯科医師になって28年目。大学卒業後、元首相も通った都内の有名歯科医院に勤め、キャリアを積んだ。その後、地元沼袋で開院し、経験を重ねながら患者との信頼関係も築いていった。33歳、仕事は順調だったが、これまでの経験を深めて治療に役立てようと大学の研究室に通う。仕事の合間を縫って足かけ7年、歯学博士号を取得した。

「痛くなくよく噛める」「噛む機能を最大限回復させる」を開院依頼のモットーにしてきた。急患があれば、休みも関係ない。長女から「お父さん、少しは自分の体も考えて!」と諭されたことも。たまの息抜きに釣りやゴルフを楽しむが、昼過ぎには切り上げる。「何があっても、患者さんの対応ができるから」と仕事に実直だ。スタッフ・妻と歯科技工士と協力しながら、診療時間を週2回・夜10時まで延長するなど患者のニーズにも応えてきた。

▲「みんなに支えられて、24年やってきました」と越田先生。周囲への感謝の気持ちを忘れない

あるアンケート結果では、歯の治療をしない3大理由が「時間がない」「費用が心配」治療が苦手」だという。一時的にでも痛みがおさまれば、治療を後回しにされることが多いが、歯は自然治癒ができない。来院する患者にはその都度アドバイスはできるが、限界も感じていた。歯の大切さ、噛むことの重要性、歯みがきの徹底…など歯科医として知らせたいことは山ほどある。治療が困難、諦めかけている人こそ相談に来てほしい。

中野に生まれ育ち、3人の子どももここで生まれ育った。地元に育ててもらったと、50歳を過ぎてから強く感じる。ずっとこの町で暮らしていきたいと思うと同時に、中野の人たちの健康を願うようになった。幼い頃、「入れ歯が合わない」と祖母がもらしていた言葉で歯科医を志した。そうだ、家族を自分の力で治したいという原点に返ろう。歯科医として、できることから始めよう。わかるように、患者へ伝えよう。この仕事に誇りを持つ中野の小さな歯医者の意地がある。

▲受付そばのケースに、毎週趣向を凝らしたおもちゃを飾る。子供の頃から続く奥様の趣味!! ▲苦労して取った歯学博士。あきらめそうになると見上げて、次へ進む原動力に
▲トントントンと2階へ上がれば。「いつも笑顔でお待ちしています!」
左から、ふくろうサポート斉藤さん、花力の有賀さん、越田さん夫妻、ふくろうサポート増田さん、花力のおかあさん(雨宮さん)、こしだ歯科スタッフ汐津さん、ふくろうサポート五十嵐さん

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